寒さも少し和らぎ、気持ちの良い今日!散歩するにはもってこいの時期となってきましたね。
遠くに見える山(?)、ウン十年前からその存在を知ってはいたのですが、行ったことがありませんでした。 場所は名柄川の河口部付近で、漁船がたくさん係留されているそのすぐそばとなります。山の裏手にはマリノアシティ福岡があり、その観覧車がチラリと見えていますね。 山の山頂付近には、何かあるように見えます。とにかく初めて行くので楽しみです! |
山の麓に行くと、青い手摺の設置された登り口がありました。 登っていくと、舗装された道がずーっと続いてます。勾配がそれほどないので、散歩にはちょうどいいですね。 |
高い山ではないので、10分もしないうちに山頂が見えてきました。 あっ!鳥居があります!!奥には祠のようなものが見えます!!! |
鳥居には、毘沙門天と書いてあります。けれど、それ以外の情報が全くありません!ということで、帰宅してからまた調べてみることに。ちなみに「丸隅山」ということも、調べてから知りました。失礼ながら、きちんとした名称があるとは思いませんでした・・・。 |
元寇の時代に鎌倉幕府探題の渋川堯顕が、来襲に備えてこの丸隅山に城を構えたそうです。そして昭和になり、石材として削り取られ、今のような形になってしまったということ。記録には、毘沙門天や志式神社があるとの記述がみられます。 福岡市東区にある志式神社には、村舞台、通称「志式座」というものがあります。このような村舞台が姪浜にもあったとされていますので、同じ名称のこの神社、つまりここ丸隅山にあったのかもしれませんね。 毘沙門天については鳥居がありましたので、山頂にある祠がそうかと思います。扉は開いていませんでしたが、自然積石の平板に三神体を線彫刻した線刻描画拓影とよばれる珍しい形式の毘沙門天があるそうです。機会があれば、扉が開くときに見てみたいものです。 ちなみにこの名柄川河口部付近では、かつて良質で高級品だった「姪浜塩」が製塩されていたということです。 |
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